
【ロンダート コツ】バク転が上達しない本当の原因は?
こんにちは!アクロバット大学へようこそ。ここではバク転やバク宙などのアクロバットに関する知識をみんなでお勉強していきます。今日のテーマは「ロンダート」です。
レッスンでよく相談されるのが「バク転が繋がりません」「ロン宙が回りきりません」という悩みです。うちの教室でも、同じ日に何クラスも続けて、同じところで止まっている子を見ることがよくあります。
バク転が下手なのではなく、ロンダートが下手なんです
ロンバク(ロンダート→バク転)やロン宙(ロンダート→宙返り)がうまくいかない子に、僕はいつもこう伝えています。
ロンバックやロン宙が決まらない原因は、バク転や宙返りそのものにはありません。ほとんどの場合、その手前のロンダートを直すだけでうまくいきます。
これ、本当にその通りなんです。バク転が跳べない。宙返りが回らない。そう思っている人ほど、バク転や宙返りだけを何回も練習します。でも原因はそこにありません。原因は、その手前にあるロンダートです。
できない技を繰り返す前に、手前の技に戻ってください。それだけで景色が変わります。
ロンダートは地下300階ある
ロンダートって、横に回る側転から、後ろに跳ぶ技へ切り替える「つなぎの技」だと思われがちです。地味だし、みんな早く次のバク転や宙返りをやりたがります。でも僕はいつもこう言っています。
「ロンダートはとてもとても奥が深いです。地下300階ぐらいあります」
浅いところを適当に掘って、いきなり地下300階の景色を見ることはできません。ロンダートが雑だと、掘った穴はどこかで崩れて、その後ろにつく技は何一つ繋がりません。
連続技の勝負は、実はロンダートの時点でほぼ決まっています。最初のロンダートを見ただけで、この後の技がうまくいくかどうか、僕にはだいたい読めてしまいます。
ロンダートを直す4つのポイント
この日も3クラス連続で、同じことを教えていました。ポイントは4つです。順番に見ていきましょう。
片手か片手か―2個目の手がついた瞬間に1個目を離す
ロンダートは、手を「両方ついている時間」が長いほど遅くなります。理想は、2個目の手がついた瞬間に1個目がもう離れていること。「片手・片手」のイメージです。両手が同時に地面にある時間をゼロに近づけてください。
倒立歩行の感じでやる―できる動きと同じ動作として繋げる
ロンダートを特別な技として捉えると、体が固くなります。多くの子はすでに倒立歩行ができます。あの「手を交互について進む」感覚と、ロンダートの手の使い方は同じです。新しい動きだと思わず、知っている動きの延長として繋げてください。
とにかくゆっくり―スピードでごまかさない
勢いよく回れば決まって見えます。でもスピードは、コントロールできていない部分を隠しているだけのことが多いです。ゆっくりでも綺麗に回れることが、本当の意味でできているという証拠です。まずは速度を落として、一つひとつの動きを自分で確認してください。
2個目の手が押せているか―腕が伸び切らず少し曲がる時間を作る
2個目の手をついた瞬間に腕が伸び切っていると、その手は床を「押す」仕事ができません。押せないから、体を弾き返す力も生まれません。手をついた直後、腕が少し曲がる時間を作ってください。そこから伸ばして押す。この「曲げて押す」動作があるかどうかで、着地の勢いがまったく変わってきます。
大人の生徒にも同じことを教えています
この4つのポイント、実は子どもだけの話ではありません。同じ日に、大人の生徒にも、まったく同じことを教えていました。
大人の場合、力もついているので、勢いで手を離してしまいがちです。2個目の手をついても、なかなか床から離れてくれません。そのときに僕が伝えたのが、こんな言葉です。
「離れてくれないってことは、押してないの証拠でもある」
手が床から離れないのは、力が足りないからではないんです。押せていないからです。子どもでも大人でも、体の使い方の原則は変わりません。年齢や体力の問題にする前に、押せているかどうかを確認してください。
まとめ
バク転が繋がらない。ロン宙が回りきらない。そう感じたら、バク転や宙返りそのものを直そうとしないでください。原因は、その手前のロンダートにあります。
ロンダートは地下300階まである技です。1階、2階と丁寧に潜っていく分だけ、その後ろに繋がる技がどんどん綺麗になっていきます。今日の練習で確認してほしいのは、この4つです。
1つ目、片手か片手か。2個目の手がついた瞬間に1個目を離す。2つ目、倒立歩行の感じでやる。知っている動きの延長として繋げる。3つ目、とにかくゆっくり。スピードでごまかさない。4つ目、2個目の手が押せているか。腕が伸び切らず、少し曲がる時間を作る。
次にロンダートをやるときは、この4つのうちどれか1つだけを意識してみてください。それだけで、その後のバク転や宙返りが変わります。
ロンダートが曲がってしまう人は【ロンダートが曲がる】原因と直し方・正式名称も解説を、ロンダートからバク転に繋げたい人は【ロンダートバク転のコツ】つなげる練習の順番を、宙返りに繋げたい人は【ロンダート宙返りのコツ】ロンダートとは何かから解説も合わせて読んでみてください。
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