アクロバット大学へようこそ!
ここでは、バク転やバク宙などのアクロバット技を楽しく安全に行うためのお勉強をみんなでしていきます。
今日のテーマは「ロンダート宙返り」。
単体でもかっこいい宙返り、連続技にすることでもっとかっこよくなります!
そんなロンダート宙返りをするためには、どんなポイントを押さえておくべきなのかを詳しく解説していきます!
ロンダート宙返りとは、その名の通り「ロンダート」と「宙返り」を連続で行う技です。
ロンダートと宙返り、それぞれの技の詳しい解説については、別の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。
◾️ロンダート
◾️宙返り
ロンダート宙返りの悩み
ロンダートとバク宙をそれぞれ、単発の技としてできるようになったとしても、連続で行うとなるとなかなか難しいものです。
この章では、ロンダート宙返りの主な悩みを2つご紹介していきます。
ロンダートからスムーズに飛べない
ロンダートからのジャンプだけの時は勢いよく思いきり飛べるのに、宙返りをしようとするとスムーズに飛べない
こうなってしまう原因は大きく分けて2つになります。
1つ目は、恐怖心
新しい技などに挑戦するたびに出てくるこの恐怖心、すぐに無くすことは難しいです。
恐怖心を無くすので一番なのは、何回も繰り返し挑戦することだと思います。
何事もはじめては怖いものです。
何回も繰り返し挑戦することによって自分の技に自信をつけていく、地道ですが一番の近道だと思います。
諦めず何回も挑戦していきましょう!
2つ目は、ロンダートの着地姿勢
はじめの方に説明した通りロンダート宙返りは、「ロンダート」と「宙返り」を繋げて行う技になります。
技と技のつながりがしっかりしていないと、後に来る技が成功することはありません。
ロンダートの着地姿勢については次の章にて、詳しく説明ありますので、興味がある方はぜひ読み進めてください!
低くなる/立てない
2つ目は、低くなったり立てなかったりというお悩みです。
これらも非常に多い悩みだと思います。
単発での「ロンダート」「宙返り」でもお悩みとしてよく上がってきますね。
連続技で低くなったり、立てなかったりする理由としては、意識が追いついていない可能性が高いです。
単発では意識できていた事が、2つの技を繋げることにより意識しなければいけない事が2倍にも3倍にも膨れ上がり、意識が追いつかなくなりうまく身体が動かせずに低くなったり、立てなかったりとが出てきます。
意識しなければいけない所を一気詰め込もうとするのは天才でもない限り無理です。
自分が意識しやすい所や、順番で意識しなければいけない所どれか一つ一つを確実にこなしていければ、低くなったり、立てなかったりを解消していけます。
連続かつスムーズにするコツとは
「ロンダート宙返りを連続でスムーズにやりたい!」
そんなあなたのために、「ロンダート」と「宙返り」を連続で行う際に押さえておくべきコツを、それぞれ分けてご紹介していきます。
ロンダートのコツ
ロンダートのコツは、「ロンダートを着地する姿勢」に集約されます。
ロンダート宙返りをスムーズに行うためには、下記2つのコツをしっかりと押さえておく必要があります。
- 腕は床と平行の高さよりも上
- 身体が一直線
- 目線は前

要するに、ロンダートが終わる姿勢と宙返りが始まる姿勢を一緒にするということですね。
そもそも、ロンダート宙返りで行う「宙返り」は、単発の宙返りとはリズムが異なります。
なぜなら、腕を後ろに振るという動作が無くなるからです。
ロンダートの足が地面につくタイミングと同時に、宙返りにすぐさま移行することができれば、技の繋がりはスムーズになるということです。そして、ロンダートの着地の姿勢を正しい形にもっていくためには、
- ロンダートの足を速く閉じること
- 手になるべく近い位置に足をつこうとすること

が非常に大切になってくるので、ぜひ意識して練習してみてくださいね!
宙返りのコツ
宙返りのコツは、「身体を倒していく」ということです。
ロンダートバク転と一緒で身体を倒せればたおせるだけ、流れがよくなります。
身体が倒れていかないと、どれだけ足を曲げて抱え込んでも回ることもできません。

慣れるまでは怖いと感じると思いますが、思い切って身体を倒していきましょう!
ロンダート宙返りの練習方法
では、実際に具体的な練習方法を一緒に確認していきましょう。
①ロンダートジャンプを確認
まずは、ロンダートジャンプを確認しましょう。
初めは単発のロンダートで良いので、着地(床に足がつく)の瞬間に
- 腕は床と平行の高さよりも上
- 身体がまっすぐになっている
- 目線が前を見ている
ができるように意識をしていきます。
もちろんですが、ロンダートをする時の基本の意識はしっかりと残したままです。
連続技になると、単発で意識できていたことが意識の中から外れてしまって、できなくなることがあります。
しっかりとロンダートの基本は押さえつつ、ロンダートの着地の姿勢を宙返りが始まる姿勢と同じ形にしていきましょう。
また、いきなりロンダートからやることが難しい場合は、まずは倒立の形から着地の姿勢を取ることを確認してみても良いと思います。
「つまづいたら一つ前のレベルの技に戻る」
これができるようになると、何度も間違ったやり方で練習してしまったり、その間違ったやり方を身に着けてしまうことが格段に減ります。
ぜひ、意識してみると良いと思います!
②ジャンプからの宙返り
次は、ジャンプからの宙返り練習です。
ロンダートから宙返りに行く時は、スタンド宙返り(その場での宙返り)と異なり、一度地面に体重が重くのってから飛び上がり宙返りをするのでそこの部分練習になります。
ジャンプをするリズム、ジャンプから回り始める回数をしっかりと決めて
1.ロンダートの着地姿勢
2.身体を倒す。
2つを経由、意識して宙返り
この練習はすごく難しいので、やり始める前提としてスタンド宙返りがしっかりできることが求められます。
場所もトランポリンやエアーマットなどのはねる場所でやるのがオススメです。
③①〜②の動作を繋げる
ここまで練習ができたら、あとは①〜②の動作を繋げていきましょう。
①と②でお伝えしたポイントをしっかりと意識した状態で、慣れるまで何度も練習をして徐々に慣れていきましょう!
一つ一つのコツを意識しながら、連続かつスムーズな「ロンダート宙返り」ができるように練習していきましょう!
まとめ
今日のテーマは「ロンダート宙返り」でした!
・ロンダート宙返りとは
・ロンダート宙返りのお悩み
・連続かつスムーズにするコツとは
・ロンダート宙返りの練習方法
をご紹介しましたので、何度も確認をして練習してみましょう!
改めてになりますが、連続技は基本の連続です。
いきなり挑戦する勇気も大切ですが、まずは一つ一つの技を基本に忠実に練習することが、より高いレベルの連続技ができることに繋がっていきます。
うまくいかない時は一つ前のレベルに戻ったり、最初の技だけを確認すると上手くいくかもしれませんね!
ではではまた次回!